漫画家にも憑依体質はあるのか

漫画を書いていてブチ当たるのが、やっぱりネタ探し。


漫画家の皆さんはどうやってネタ探しとかストーリーとか練ってるんだろう。


自分は本を読んだり電車で人間観察したり。「この人の家族はこうかな?、じゃあこんな生活を送ってきたのかな?」とか、知らない人で勝手に妄想をしたアイデアから、ストーリー作りのヒントを得ています。そこから、どうやったらご都合主義にならない自然なストーリーができるかかなり悩みます。


ところが、漫画家さんの中には「キャラが勝手に動く」と言う人が。

というのも、ある作家さんが

人物になりきって漫画を描くと、キャラが勝手に喋って動き出すから、そのままストーリーを付け足していけば作品が描ける

と言っていたのをどこかで見たことがあります。


確か、One Pieceの尾田栄一郎先生もこんなことを言っていたような気が。「ルフィだったらこういうセリフを言う、言わない」とか。


スラムダンクで有名な井上雄彦先生もどうやらそういう感じで作品を描いているみたいです。以前テレビで見ましたが、バガボンドを描く時に武蔵の気持ちに入り込みすぎて、彼の苦悩や苦しみに引っ張られてしまい1年間漫画が描けなくなってしまったとか。


これってまさしく、役者さんの憑依体質みたいなもんじゃないかと…。


やっぱり天才と言われる先生方は凡人とは違う次元で漫画を描いているのかもしれない。